2024-04-17

日本:コーエーテクモゲームスが著作権侵害等でシンガポール法人を提訴

 株式会社コーエーテクモゲームス(以下「コーエーテクモゲームス」)は、2024年4月8日にシンガポール法人であるYOUZU (SINGAPORE) PTE. LTD.(以下「YOUZU社」)に対して、著作権侵害等の行為の差止及び当該行為から生じた損害の賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表した。

 コーエーテクモゲームスの発表によると、コーエーテクモゲームスが開発し知的財産権を保有するゲームソフトシリーズ「信長の野望」及び「太閤立志伝」の音楽、ゲーム画像並びにコーエーテクモゲームスの商標がコーエーテクモゲームスの許諾を得ることなく、YOUZU社のゲームアプリ(以下「YOUZU社アプリ」)のWeb広告に継続的に利用されており、また、YOUZU社の侵害行為については今回が初めてではなく、過去にコーエーテクモゲームスから複数回にわたって侵害行為に対する警告状を発送しているが、改善がなされず侵害行為が繰り返されており、さらに、今回は、コーエーテクモゲームスの社名をも公然と無断使用しており、コーエーテクモゲームスがYOUZU社アプリに関連しているとユーザーに誤認させる表記も確認されているという。
 コーエーテクモゲームスは、YOUZU社によるこれらの行為が非常に悪質であり、著作権侵害等に該当すると判断した。