2024-08-05

日本:マーナの「ブタの落としぶた」形状が立体商標として登録

生活雑貨メーカー株式会社マーナ(以下、マーナ)から2000年より販売している「ブタの落としぶた」が、2024年5月15日付で立体商標として特許庁に登録された。第21類の「落としぶた」で、その形状が立体商標として登録されたのは国内で初めてとなる。

「ブタの落としぶた」の立体商標は、マーナが2022年3月18日に出願したが、その形状は商品の形状を普通に用いられる方法で表示するものであり、商標法第3条第1項第3号に該当することを理由に拒絶査定を受けた。マーナは、この決定を不服として拒絶査定不服審判を請求した。
審判では、商標法第3条第1項第3号に該当するとしたが、出願商標はマーナが使用商品について長年にわたり、継続的に使用した結果、需要者がマーナの業務に係る商品であることを認識するに至ったものというのが相当であるとして、商標法第3条第2項に該当し、特別顕著性を有する商標であると結論付けた