2017-05-22

日米欧中韓の商標五庁が「悪意の商標出願」の事例集を作成 - 特許庁

日米欧中韓の商標五庁(TM5)は、日本国特許庁主導の下、TM5における事例を掲載した「悪意の商標出願事例集」を作成し、5月20日から24日までスペイン・バルセロナで開催されているINTA(国際商標協会)年次総会において、INTAとジョイント・ワークショップを共催し、本事例集で公表した。また、TM5ウェブサイトにも掲載された。事例集は、裁判や審判等で争われた「悪意の商標出願」の事例(各庁10件ずつ、合計50件)の概要、判決・審決等の要約のほか、各庁の制度・運用の比較表から構成されている。

近年、有名なブランドなどの商標が無関係な第三者により無断で商標出願・登録される、いわゆる「悪意の商標出願」の問題が世界各国で発生していることから、TM5では、日本国特許庁がリードする「悪意の商標出願プロジェクト」において、TM5各庁間で制度・運用に関する情報交換を行い、ユーザーに対して情報発信を行い、「悪意の商標出願」への対策に取り組んできた。

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